2017年9月に初めてのイタリア旅行に行って来ました。
パスタやコーヒーが好きなこともあってとても楽しみにしていた旅行。しかし、イタリアは現地に住んでいる日本人でさえ狙われるほどのスリ大国。
ですので、イタリア旅行の準備はスリ対策に一番時間をかけました。
結果、特に何事もなくイタリア旅行を終えることができたので、イタリアのスリ事情と併せて私が実際に行ったスリ対策を紹介します。
これからイタリア旅行に行かれる方は参考にしてください。
目次
イタリア旅行はスリ対策を万全に!私が実際にした対策を公開
イタリア旅行にスリ対策が必須な理由は「スリ大国」かつ「日本人が狙われやすい」から

私はこれまで何回か海外旅行の経験があり、イタリア旅行も同程度のスリ対策で良いだろうと思っていました。
しかし、イタリア旅行に行った事がある人たちは口を揃えて「イタリアに行く時はスリに気を付けろ」と言うのです。
- 母の友人に、スリの被害に合った人がいた
- 母の友人と同じツアーに参加していた人がスリの被害に合った
- 母の友人と同じツアーに参加した人が「イタリアはスリに合う人が本当に多い」と言っていた
などなど、話を聞けば聞くほど恐ろしくなってきます。((゚Д゚;))ガタガタ
私自身ネットでイタリアのスリ事情が他の国とそんなに違うのかどうか情報収集しました。
そうしたら、スリ被害の経験談や、知り合いがスリに遭ったなどの情報がたくさん出てきました。
【スリ被害の経験談】
- イタリア在住の日本人でスリに遭った人
- 地下鉄でスリに遭った
- バスでスリに遭った
- 観光地でスリに遭った
更にイタリアのスリ事情について調べると、スリを生業にしているプロがいるスリ大国だということも判明。
【イタリアのスリ事情】
- イタリアはスリ大国
- スリを生業にしているプロがいる
- 観光客が狙われやすい
- 特に日本人男性は要注意
特に日本人は「現金」を持っていることで有名なので、狙われやすいので要注意です。
狙われやすい理由はシンプルで、日本は世界で見た時「クレジットカード後進国」だということがバレてるからですね。つまり、現金をたくさん持ち歩いていると知られているのです。
これまでアメリカ、ヨーロッパとあちこち旅行してきた私ですが、イタリアは本格的にスリ対策をせねばなるまいと思い、色々と対策を練りました。
イタリア旅行でスリに遭わないためにしたい対策は「スリのターゲットから外れる」努力

ではイタリア旅行でスリに遭う確率を減らすにはどうしたらいいのかというと、「スリのターゲットから外れる」努力をすることがポイントです。
イタリアのスリの手口
イタリアのスリは集団(グループ)で行動する特徴があります。
【集団スリの手口】
- ターゲットの気を引く人
- スリをはたらく瞬間が見えないように壁になる人
- 実際にスリを実行する人
このように役割分担をして、スリを働きます。
イタリアのスリはこれだけ用意周到なので、こちらが気を引かれている間に仕事(スリ)が完了します。
スリは地下鉄やバス、観光地など人が多い所にたくさんいるのですが、スリはまずターゲットの財布の場所を確認するところから始めます。
例えば、地下鉄やバスに乗る前は切符を買いますよね。
その時、スリはどこに財布をしまうかチェックしています。財布の場所が分かったら、地下鉄の車両やバスまで付いて来てスリを実行します。
仮に鞄をいっぱい持っているなど、一見財布をどこに入れているか分かりにくい場合でも、財布の場所がバレてしまうと危険です。
ですからまずは「財布の場所をスリに知らせない」対策をした上で、次に「スられた時の被害を最小限に抑える対策」をすると良いです。
スリ対策の例
できる対策としては下記のような方法があります。
- ちょっとした時にすぐ使えるように小銭や小額紙幣をポケットに入れておき、財布の場所をスリに知らせない
- 鞄の中から財布を出さずにお金だけ取り出し、財布をスリに見せない
- お店で買い物した時は店の外に出る前に財布を鞄にしまう
- スられてもいい「捨て財布」を用意し、捨て財布には盗られてもいい額(20ユーロ程度)しか入れておかない
こういった方法であれば駅で切符を買うくらいや、ちょっとした買い物をするくらいならお金も足ります。
スリにも財布の場所が分かりにくいですし、万が一スられた時も被害を最小限に抑えることができます。
ツアーの自由行動などの時は多くのお金が必要になりますが、そういう時は下記の様にしておくと良いでしょう。
- セキュリティ用インナーに現金を入れておき、必要な時トイレで財布に補充する
- クレジットカード払いを利用する
セキュリティ用インナーを使う場合、お金の補充が面倒かもしれませんが、スリに遭ってせっかくの楽しい旅行を台無しにするくらいなら、これくらいの手間は惜しまないようにしましょう。
また、クレジットカードを使う場合は「捨て財布」や「メイン財布」とはまた別にクレジットカードを入れるポーチなどを用意しておくとリスク分散になります。
スキミング防止には、スキミング防止ができるセキュリティポーチを使うか、スキミング防止用のカードを使う方法があります。
スキミング防止機能付きセキュリティポーチのレビュー記事を書いていますので、お探しの方は参考にしてください。
後述しますが、イタリア旅行の時に持って行くクレジットカードはJCB以外がおすすめです。詳しくは下記の記事をどうぞ。

私がイタリア旅行の時に実際に行ったスリ対策4つ
ここで紹介する方法の通りに対策すれば絶対被害に遭わないとは言えませんが、私はスリ被害には遭わず無事に帰国することができました。
参考にしてください。
1.現金の多くはセキュリティインナーの中に入れておく
パスポートを守るためにセキュリティインナーを着用されると思いますが、私はそこに使う予定のない現金をしまっておきました。
財布に入れておく現金は大体30ユーロくらいで、お金が足りなくなったらトイレでセキュリティインナーから財布に補充したり、カードで支払いました。
セキュリティインナーは色々な種類がありますので、あなたのお好みで選んで大丈夫です。
ちなみに、私のお気に入りはスカートタイプのセキュリティインナー。
スカートタイプですが、パスポートを横向きに入れる程度の深さしかないのでお腹周りがもたつかず、邪魔になりません。
また、夏の旅行でしたが暑くもなく、蒸れず、快適。貴重品を入れるポケットにはファスナーがきちんとついています。
パンツスタイルでもひびかないと人気です。
その他のセキュリティポーチは「海外旅行時のおすすめセキュリティポーチ」で紹介していますので、お探しの方は参考にしてください。

2.財布の中身は最低限の額のみ&チェーンで鞄とつなぐ
財布は旅行用に無印良品の「パラグライダークロストラベル用ウォレット」を使っています。(チェーンはあとから私が付けた物です)

先ほども書いた通り、財布には20~30ユーロ位しか入れておきません。万が一スリに遭った時に被害を最小限に抑えるためです。
ツアー旅行の場合、観光先のお土産屋さんではポストカードやお菓子などちょっとした物しか買わないことが多いので、私は20~30ユーロでも十分でした。
大きい買い物がしたい時は、クレジットカードを使うか、トイレでインナーセキュリティからお金を補充します。
この財布には金具が付いているので、別途セーフティーチェーンを購入し、鞄と財布をつなぎました。
そうすることでスリが財布の存在に気づいても、チェーンで繋がっているので「こいつをターゲットにするのは面倒だ」と思わせてターゲットから外させることが狙いです。
3.クレジットカードは現金とは別に持つ
万が一スリに遭ってしまった場合、現金が全くないのでは困りますよね。
なので、クレジットカードは財布には入れず、別途カードケースに入れておきます。
私は無印良品の「パラグライダークロスセイフティケース・カードサイズ」を使っています。
ストラップ付きなので、ストラップを鞄に通してカードケースも容易にすられないように対策しました。

ちなみに「イタリア旅行時のクレジットカードはVISAとMasterCard推奨。2枚持ちならより安心!」でも書いていますが、海外でクレジットカードを使う場合は、VISAかMasterCardであれば大抵どこでも使うことができます。
母親がJCBのクレジットカードを持って行ったのですが、ほぼ使うことができず私が代わりにVISAで支払う場面が何度かありました(^_^;)
JCBは世界で見た時は加盟店が少ないので注意してください。特にヨーロッパではJCBを知らない人も多いです。
ただしJCBカードを持っていると、海外に設置されたサービス窓口「JCBプラザ」で観光相談などができます。なのでお守りとして持っていくのはアリです。いざという時頼れます。
【参考】
JCB PLAZA(JCB公式サイト)
4.鞄はボディバックを体の前にして持つ&鞄は肌身離さないで持つ
スリ対策には鞄を体の前に持ってくるのが一番です。リュックも前に背負ってください。かっこ悪くてもです。
ただ、イタリアはリュックだと入場できないことがある観光地が多いため、ショルダーバックかボディバッグがおすすめです。
私も実際にカバン持ちでは入場できない所を経験しました。詳しくは「イタリア旅行のバックはリュック以外がおすすめ!持っていきたい鞄は?」で書いています。

私はボディバッグを常に体の前に斜め掛けにして観光しました。
私が使っているのはMILESTO(ミレスト)のTROT 2WAYボディバッグ。ウエストポーチとボディバッグとして使うことができます。

ミレストはユニセックスなデザインで、老若男女問わず使える旅行グッズで有名なブランドです。
また、イギリスブランドのリバティプリントやハリスツイードを使った商品もあり、これらのブランドが好きな方にもおすすめです。
それから、貴重品の入った鞄は常に肌身離さないようにしましょう。
日本だと席を確保するために荷物を置いていても盗難に遭うことはめったにありませんが、海外だとすぐ盗られます。
座っている時も体の横や足元に置いたりせず、膝の上に置いておくのが安全です。
スリ対策を万全にしてイタリア旅行を楽しんで来てください!
以上、私が実際にイタリア旅行で行ったスリ対策でした。
- スリに遭う確率を低くする対策
- 万が一スリに遭ってしまった時の対策
この2つの対策をしっかりして、せっかくのイタリア旅行を嫌な思い出にしないようにしてくださいね!
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