オクトパストラベラーという売り切れ続出のゲームをご存じでしょうか。これはスクエニとアクワイアが手掛けた完全新作RPG(任天堂スイッチ)です。
発売前から気になってはいたものの、私はスイッチ本体を持っていないですし、もうすぐやりたいゲームが発売されるので後回しでいいかなと思っていました。
でも、あまりの評判の良さに日を追うごとにやりたくなり、とうとうスイッチ本体と一緒に購入してしまいました!
結論から言うと、スイッチ本体を購入してでもこのゲームをやる価値はあります!面白いです!
ここでは気になっている方のためにオクトパストラベラーの魅力についてネタバレを避けて書いています。
目次
オクトパストラベラーの感想・レビュー・評価
オクトパストラベラーのあらすじ
オクトパストラベラー(OCTOPATH TRAVELER)には主人公が8人います。
ストーリーがそれぞれの主人公ごとに8つ用意されており、それぞれの物語を進めていくRPGです。
私は主人公にサイラスを選んだのですが、彼の物語のあらすじはこう。
【学者 サイラスのあらすじ】
君は、豊かな平原広がるフラットランド地方で
王立学院に仕える“学者”だ。
その整った容姿から、学院の生徒たちからは熱い視線が
注がれるが、君の目に入るのは、本や謎のことばかりだ。
「私は、新しい知識を得ることがこの世の何より楽しいよ」
そんなある日、君は書庫から1冊の本が消えたことに気づく――
このように8人の主人公それぞれに物語が用意されています。
主人公を選ぶ時にそれぞれの物語のあらすじを確認できるので、一番気になったキャラを選んでゲームを始めることになります。
とはいっても8人分の物語を見るために8回プレイしなくてはいけないという訳では無く、最初に選んだ主人公以外も仲間にしていくことで全員分の物語を進めることができます。
サイラス以外のキャラのあらすじが知りたい方は公式サイトでご確認ください。
オクトパストラベラーのこんな所が面白い
オクトパストラベラーの魅力をどうしたら伝えられるのか悩ましいのですが、一つ確実に言えることはゲーム全体のバランスが良く、自由度も高めなので自分なりの楽しみ方ができるということ。
- 8人の主人公それぞれの物語が良いし、キャラ自体も良い
- 8人の主人公それぞれが持つ固有スキル
- ドット絵の2Dと見せかけつつ、3Dなグラフィック(HD-2Dと呼ばれるらしい)
- 次に行く町が決まっていないので自由に歩き回れる
- バトルシステム
- ジョブシステム
- サブストーリー
- NPC(町人など)の細かい設定
- 音楽
例えば、ストーリーが気になる人はひたすらストーリーだけを追ってもいいし、
バトルを優位に進めたい場合は仲間やジョブを揃えることを優先したり、
NPCから「盗む」コマンドで強力な武器を手に入れてもいいし、
今のレベルでは厳しいエリアに行ってバトルをしてレベルを一気に上げてしまってもいい。
当然ゲームバランスは崩壊しますが、それをするもしないもプレーヤーの自由にできるので、本当に自分のやりたい楽しみ方ができます。
もちろん主人公1人だけの一人旅も可能で、縛りプレイも可能。またはストーリーそっちのけでサブストーリーの消化にいそしんでもいい。
旦那によるテリオンひとり旅がおわった。#オクトパストラベラー pic.twitter.com/E5lhlxd9zU
— まる@カラマリ待機/🐙 (@maryuuuu_1215) 2018年7月21日
とにかく自分のやりたいようにプレイすることが可能なのです。
加えてグラフィックはもちろん、キャラもNPCも音楽もシステム周りも素敵なので、口コミで人気が出て売り切れ続出になるのも納得です。
オクトパストラベラーの感想・レビュー
ゲーム全体のバランスが良く、自由度が高いのでプレーヤーの好きなように楽しめるの点がオクトパストラベラーの魅力だと書きました。
では私の様な”一本道RPGも抵抗なく楽しめるタイプが、自由度の高いRPGをプレイすると楽しいのか?”ですが、楽しいです(*´ω`*)ええ、とても楽しいです!
第一章は微妙に感じるかも?でもじわじわと面白くなってくる!
とはいえ正直なところ、第一章をプレイしている時は「評判ほど面白くない気がする」と期待外れ感がありました。でも仲間が揃う第二章の辺りから面白くなってきたと感じます。
第一章のストーリーは各キャラが旅に出る理由を描く「プロローグ」のようなものなので、話の展開にどのキャラも山がないのが原因かもしれません。
8人全員これだとさすがにダレますが、刺激的なストーリーのキャラもいたりしてスパイスが効いてました(笑)
プリムロゼのシナリオ露骨にCERO高いっすね(好き)
— よぐると@オクトパストラベラー (@gurupoyo) 2018年7月24日
また、仲間が集まっていないのでどうしてもバトルもシンプルになってしまいますし、仲間がいないと新しい街についてもキャラ固有のコマンドを色々試すこともできません。
そうなるとサブストーリーも進められないものが出てくる・・・。
なので本格的に楽しくなってくるのは仲間も揃ってきて、やることが増えて、自由度も増してくる第二章が近くなってからかなーと。
第二章からが本番!ちょこちょこプレイできるので隙間時間にも遊びやすい
第二章からはストーリーも結構賑やかになってきて、先が気になるようになってきます!
なかなかハードモードなストーリーのキャラがいたかと思えば、明るいストーリーのキャラもいたりして、気分に合わせて次に進めるストーリーを選ぶのも楽しい。
私は踊子のプリムロゼ、狩人のハンイットの物語がお気に入り。きっと、優先的に進めたくなるキャラが出てくると思いますよー。
いや、どのストーリーも終わり方素晴らしすぎるでしょオクトパストラベラー。。。。。。。。
終わった後は必ずそのキャラクターのことがますます好きになってしまう。。。。。。。。— ことぶきめぐみ (@kotomegu_game) 2018年7月25日
ストーリー以外だと、個人的には街から街への移動が「旅」している感満載でとっても楽しいです。
街と街の距離が従来のRPGに比べるとちょっと短いのですが、これが結構いい塩梅です。
道中バトルばっかりしていても飽きてしまいますし、早くストーリーを進めたいのにとじれったくなる感じもないです。
既に訪れたことがある街にはファストトラベルで一瞬で戻れるシステムも優秀!お陰でサブイベントも消化しやすい。
メインストーリー自体も各キャラ1時間あれば終わるボリュームなので、まとまった時間を必要としません。とても遊びやすいです。
バトルは戦略の自由度が高く、難易度はやや高めでちょうどいい刺激
オクトパストラベラーのバトルはモンスターの弱点を突いて「ブレイク」するのが基本になっています(ブレイクしないとなかなかダメージが通らない)。
ブレイブリーデフォルトやペルソナシリーズを足して割ったような感じでしょうか。

4人パーティーという限られたメンバーで弱点を突く必要があるので、私はエリアによってパーティーを変えて編成しています。
8人全員を育てることになるのでなかなか大変ですが、全員を万遍なく使うメリットは、そのキャラのストーリーを進める時に足手まといにならないこと。
それに、ドラクエでいうところのはぐれメタル的なモンスターがいるので、レベル上げにもさほど困らないです。
私のお気に入りはサイラスとハンイットというキャラ。
この二人の全体技が強すぎる・・・!サイラス主人公で始めたので、バトルは全然苦労してないですねー。
その他、キャラ固有コマンドの「誘惑」や「導く」で助っ人を連れて来てもよし、ハンイットの魔物を上手く使う、アーフェンの「調合」を使うなど方法は様々用意されていますし、ジョブを解放してサブスキルとして使うこともできます。
私はそこまで凝った遊び方はしないですが、バトルも自分次第で自由に考えられるなーと感じます。そもそも誰も仲間にしないで一人旅も出来ちゃいますしね。
バトル自体の難易度は他のRPGに比べるとやや高めかもしれません。(というか最近のゲームが易しめになりすぎていると言った方がいいのかもしれない。)
オクトパストラベラー、今の時代に、かつてRPG好きだった人に向けて気軽にプレイしてもらえるような方向性に舵取りすることも出来たはずなのに、ここまで(しかも複雑になりすぎずに)歯ごたえがあって創意工夫のしがいがあるバトルにしてくれた事がただただ嬉しい…
— しん 🎮 (@shin___7) 2018年7月24日
私自身、第一章から中ボス戦で何回かゲームオーバーを経験していますし、SNSでもゲーム―バーに久々になったという声を見かけます。
とはいっても理不尽な強さ、難易度ではないので気を引き締めて挑めば勝てますので大丈夫です。
個人的にはこれくらいの難易度だと刺激もあっていいなぁと思います^^
グラフィックはドット絵(2D)の正当進化
私はドット絵時代のゲームはあまりやったことがなく、ポリゴンや3D慣れしていますが、グラフィック面も抵抗なく楽しめています。
オクトパストラベラーはドット絵とはいえ、現代にあわせて正当進化しています。
オクトパストラベラーのグラフィック、ドットなのに奥行きや立体感や空気感があって良い…こういうゲーム増えるといいな
— 隕石丸飲み爆弾 (@janis_igaderu) 2018年7月25日
言葉で上手く説明できないのですが、ドット絵の温かみなど良さを残しつつも古臭い感じがなく、立体化できています。
雪や水面、砂浜の輝きなどほんと綺麗です。
話題のオクトパストラベラー、HD-2Dというグラフィック表現が被写界深度の浅いレンズ越しに世界を眺めているよう
開発者側に電子ビューファインダー越しに見た世界の美しさを知ってる写真好きがいるとみた。
(ただの職業病) pic.twitter.com/0cNGjVgE0u
— 横田 裕市 / 写真家 (@yokoichi777) 2018年7月21日
なのでドット絵のゲームはちょっと抵抗あるなぁという方にも食わず嫌いせいずにぜひやってみて欲しいです^^
オクトパストラベラーの総合評価
5点満点で数字をつけるとしたらこうかな。
ストーリー | |
---|---|
グラフィック | |
システム | |
音楽 |
どれも4点以上付けられる、バランスのいいゲームです。
プレイ時間はメインストーリークリアで約50時間、サブストーリーや裏ボスなどのやり込み要素で約90時間ほど。
こうして見るとなかなかボリュームがあるゲームですが、先ほども書いたようにあまりまとまった時間を必要とせずちょこちょこ進めやすいです。
- 街と街の距離が近いのでサクッと進む
- 各キャラのメインストーリーは1時間もあれば終わるボリューム
- 既に訪れた町はファストトラベルで一瞬で移動できる
- セーブポイント多い
「時間取れないから難しいかなぁ」とプレイを諦めてしまうのはもったいないゲームなので、忙しい方もぜひやってみてくださいね^^
私はオクトパストラベラーをやりたくてスイッチ本体も買ってしまいましたが、後悔していないです♪
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